ブログ目的と自己紹介
freedomrights87
高校生からのお金入門
インフレは「物価(物の値段)が上がること」です。
私たちにとっては生活費が増えて嫌なものに見えますが、社会全体を回すためには必要な仕組みでもあります。
ただし、現金しか持っていないと資産の価値が下がってしまうので注意が必要です。
「インフレ=物価が上がる=悪いこと」
そう思っていませんか?
たしかに卵やお米、洗剤など身近なものの値段が上がると「嫌だな…」と感じますよね。
でも実は、インフレには社会を回すための大切な役割があります。
みなさんがアルバイトをするとき、給料がずっと同じだと「やる気が出ない」と感じるはずです。
社会人も同じで、給料が上がらなければ働くモチベーションは下がってしまいます。
だから企業は、少しずつでも従業員の給料を上げる必要があります。
その原資になるのが「売上の拡大」や「商品の値上げ」です。
つまり、物価が上がる=給料を上げられる土台になるのです。
モノやサービスの値段が上がると、企業は利益を得て、それを給料に還元します。
給料をもらった人はまた消費をします。
この循環が経済を回し、国全体を成長させていきます。
実は「日本銀行」という日本の金融の中心機関は、毎年「2%のインフレ」を目標にしています。
それを実現するために、いろいろな政策を日々実施しているのです。
つまり、物価が少しずつ上がる状態が「健全な経済の姿」と考えられているのです。
インフレは「生活費が上がるから嫌なもの」と思いがちですが、
ただし問題は、現金しか持っていないと、このインフレで資産の価値が下がってしまうこと。
だからこそ現金以外の資産を持つことが大切になるのです。