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高校生と資産② ~現金の長所と短所を知ろう〜

freedomrights87

結論

日本円(現金)は、短期的には安全で便利な資産です。
しかしインフレに弱く、長期的に「富を守る」力はありません。
だからこそ、現金だけに頼らず、資産を分散して持つことが必要です。


なぜ現金だけでは危険なのか

高校生の多くは、お年玉やお小遣いを「現金」で受け取っていると思います。
だから「お金=現金」と考えてしまいがちです。私もそうでした。

でも現金だけを貯めるのは、実は大きなリスクがあります。
理由はシンプルで、インフレに弱いからです。

例えば卵。
2年前は120円で買えたのに、今は250円くらいします。
同じものを買うのに倍のお金が必要=現金の価値が半分になったのと同じです。

つまり、現金だけを持っている人は、インフレが進むごとに資産の価値を失っていくのです。


じゃあ現金はダメなの?

いいえ、現金にも大きなメリットがあります。

  • 株式のように短期間で価値が大きく下がることはない
    ※インフレも1年で2%と短期的には非常に緩やかに進行
  • 今日の1万円が明日9,000円になることはない
    ※株式はこれが頻繁に発生する
  • 数年先に必要なお金(スマホ購入、留学費用など)には安心して備えられる。
    ※基本的に銀行が潰れる可能性はかなり低い
    ※潰れたところで、1,000万円までは国が保証してくれる

つまり現金は、短期的に使う予定のお金を貯めるのに適している資産なのです。


大事なのはバランス

老後資金や15年先の大きな目標には、現金よりも株式や不動産のような資産の方が適しています。
一方で、数年以内に必要なお金には現金がぴったりです。

要するに、

  • 短期:現金で安全に準備
  • 長期:株式など他の資産でインフレ対策

というように、資産を分散することが大切です。


まとめ

現金は「短期的には安全」ですが、「長期的には価値が減っていく」資産です。
だからこそ、お金持ちや資産形成に成功している人は、現金以外の資産も必ず持っています。

高校生の皆さんは、すでにお年玉やお小遣いで「現金の資産」は持っています。
だからこそ、これから社会に出るまでに「現金以外の資産」について理解を深めることが重要です。

お金を守るためには、現金も必要、株式や不動産といった資産も必要。
資産を分けて持ち、リスクを分散することが、生涯お金に困らない暮らしにつながるのです。

ブログ目的・自己紹介
ぼぼ
ぼぼ
父/ダイバー/37歳会社員
はじめまして。「高校生からのお金入門」を運営している37歳会社員のぼぼです。

私はいろいろなお金の勉強を通じて「もっと早く知っていれば…」とお金で多く後悔してきました。
同じ思いを高校生・大学生にしてほしくない、そんな想いからこのブログを立ち上げました。

趣味のダイビングを楽しみつつ、娘にも伝えたい「義務教育でやってほしかったお金の話」をわかりやすく解説します。
あわよくば、趣味のダイビング仲間が増えますように!!
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