高校生と資産③ 〜有形資産の種類を知ろう〜
freedomrights87
高校生からのお金入門
日本円(現金)は、短期的には安全で便利な資産です。
しかしインフレに弱く、長期的に「富を守る」力はありません。
だからこそ、現金だけに頼らず、資産を分散して持つことが必要です。
高校生の多くは、お年玉やお小遣いを「現金」で受け取っていると思います。
だから「お金=現金」と考えてしまいがちです。私もそうでした。
でも現金だけを貯めるのは、実は大きなリスクがあります。
理由はシンプルで、インフレに弱いからです。
例えば卵。
2年前は120円で買えたのに、今は250円くらいします。
同じものを買うのに倍のお金が必要=現金の価値が半分になったのと同じです。
つまり、現金だけを持っている人は、インフレが進むごとに資産の価値を失っていくのです。
いいえ、現金にも大きなメリットがあります。
つまり現金は、短期的に使う予定のお金を貯めるのに適している資産なのです。
老後資金や15年先の大きな目標には、現金よりも株式や不動産のような資産の方が適しています。
一方で、数年以内に必要なお金には現金がぴったりです。
要するに、
というように、資産を分散することが大切です。
現金は「短期的には安全」ですが、「長期的には価値が減っていく」資産です。
だからこそ、お金持ちや資産形成に成功している人は、現金以外の資産も必ず持っています。
高校生の皆さんは、すでにお年玉やお小遣いで「現金の資産」は持っています。
だからこそ、これから社会に出るまでに「現金以外の資産」について理解を深めることが重要です。
お金を守るためには、現金も必要、株式や不動産といった資産も必要。
資産を分けて持ち、リスクを分散することが、生涯お金に困らない暮らしにつながるのです。