高校生と資産① 〜お金持ちとは何を持つ人か?〜

結論
お金持ちとは「資産を持っている人」です。
資産には大きく分けて 有形資産 と 無形資産 の2種類があります。
「現金」だけでなく、「資産」を増やすことが、「お金持ちと呼ばれる」第一歩です。
お金持ちってどんな人?

「月1000万円の給料をもらっている人?」
「宝くじで3億円を当てた人?」
高校生のころ、私も「現金がたくさんある人=お金持ち」だと思っていました。
でも実際には違います。
現金だけを持っていても、
- お金持ちになる手段を狭めてしまう
- インフレ(物価上昇)で現金の価値が下がる
というリスクがあるからです。
資産には2種類ある

お金持ちの人は、現金ではなく 資産 を持っています。
資産とは「お金に換算できるプラスの財産」のこと。
有形資産(形のある資産)
- 金(ゴールド)
- 株式
- 債券
- 不動産
- 絵画や宝石など
無形資産(形はないが価値がある資産)
- SNSフォロワー(影響力)
- 知名度・ブランド力
- 資格やスキル(FP、英語、ITなど)
- 人脈や信頼関係
- 著作権・特許
- 情報やノウハウ
👉 無形資産はすぐにお金に換算できるわけではありませんが、将来の収入につながる大きな財産です。
なぜ現金だけだと危険?

それは「インフレーション」で現金の価値が下がるからです。
例:卵10個入り
- 2〜3年前 → 120円
- 今 → 250円
同じ卵を買うのに、2年前と比較して今は2倍以上のお金が必要です。
つまり、現金の価値はこの2年で半分になったとも言えます。
もし2年前に1億円持っていた人がいたら?
当時は1億円で買えたものが、今では2億円ないと同じものが買えません。
これが現金しか持たないことのリスクの一つです。
お金持ちはどうしている?

お金持ちと呼ばれる人は、現金だけでなく複数の資産に分けて持つことでリスクを減らしています。
これを「リスク分散(リスクヘッジ)」といいます。
例:
- 株式でインフレに強い資産を持つ
- 不動産で家賃収入を得る
- 金(ゴールド)で非常時に備える
- 無形資産(知識や人脈)で収入源を増やす
まとめ

「お金持ち=現金をたくさん持っている人」ではなく、
本当のお金持ちとは、資産を持っている人のことです。
資産には、株や不動産のような「有形資産」もあれば、SNSのフォロワーやスキル、人とのつながりといった「無形資産」もあります。
お金持ちの人はインフレリスクに備えて、現金を資産に変え、いろいろな形で持つようにしています。
つまり、お金持ちになるためのポイントは
「現金を増やすこと」ではなく「資産を増やすこと」
これを早いうちに知っておくだけで、将来の選択肢が大きく変わります。