高校生とマイホーム① 〜住宅ローンと夢のマイホーム〜

皆さん、将来、新しくて広くてオシャレな家に住みたいと思っていませんか?
オシャレなインテリア、ホテルのような空間、リラックスできるベッド、
素敵な生活ですよね?今回はそんなマイホームのお話です。
結論

住宅ローンは一生のうちで最も大きな借金のひとつです。
「実家で暮らす」「賃貸で暮らす」という選択肢も考えながら、マイホームは高級品だという意識を持ちましょう。
マイホームは人生の大きな買い物

まず覚えてほしいことは、マイホーム=人生の中でトップクラスの贅沢品だということです。
これまでの記事では「借金はできるだけしないこと」「買い物は今ある現金の範囲で」という話をしてきました。
でも、その考え方に真っ向から立ちはだかるのが「住宅ローン」という存在です。
「いつかはいい会社に勤めて、結婚して、マイホームを建てたい」
そんな未来を描いている人も多いでしょう。特に親世代や地域によっては「家を持って一人前」と考える価値観もまだ根強く残っています。
もちろん、家を買うこと自体を否定するつもりはありません。
ただし忘れないでほしいのは、住宅ローンは人生で一番大きな借金だということです。
住宅ローンのスケール感

「住宅ローンは人生の三大支出の一つ」と呼ばれるほど、日本人にとって身近な借金です。
その金額は普通、3,000万〜4,000万円。夫婦2人で借りて「ペアローン」と呼ばれる仕組みを使えば、1億円近い借金になる人もいます。
想像してみてください。
「友達が消費者金融で10万円借りた」と聞いたら、心配しますよね?
住宅ローンはその100倍以上の額を借りる行為なんです。
それでも多くの人が借りる理由

では、なぜそんなに大きな借金を多くの大人がするのでしょうか?
- マイホーム=ステータス(社会的な立場)
「家を持って一人前」という価値観が根強く残っている。 - 国が住宅ローンを推してきた
家が建つと、建築会社や家具・家電・日用品が売れて、景気がよくなる。
国の大事な指標「GDP」を上げる効果があるので、政府は住宅購入者に住宅ローン減税などの優遇をしてきました。 - 長期間の低金利
ここ30年近く、日本は不景気で金利が低く、「1%以下で借りられるならお得」と思う人が増えた。
こうした理由から、「家を買う=立派なこと」というイメージが広がってきたのです。
忘れてはいけないこと

ただし、忘れてはいけません。
住宅ローンはどれだけ金利が安くても、数千万円という莫大な借金です。
普通の人が何十年と働いてやっと稼げる金額を一気に借りるのです。
「マイホーム=夢」なのは確かですが、同時に「人生で最も高額な借金」でもある。
この事実だけは覚えておいてください。
私の考え方

私が尊敬しているYouTubeに登場する「裸でマッチョのライオンさん」は、住宅購入を「不動産投資」だと表現しています。私もその意見に賛成です。
ちなみに、私は現在子どもと一緒に賃貸に住んでいます。
「賃貸VS持ち家」は社会人になってもずっと議論され続けるテーマです。
まとめ
- マイホームは人生で最も高額な借金=贅沢品
- 国や社会の仕組みも「家を買わせる方向」に動いている
- 金利が低くても借金は借金、数千万円という現実を忘れないこと
次回の記事では、**「賃貸とマイホーム、どちらがお得か?」**を解説していきます。
本日もご一読くださり、有難うございました。