高校生とクレジットカード 〜リボ払いはだめ、絶対〜
freedomrights87
高校生からのお金入門
残価設定型のスマホ購入(いわゆる「2年後返却プラン」)は、担保を取られた借金と同じです。
買う前に「本当に返せるか」を考えてから決めましょう。
家電量販店でこんな広告を見たことありませんか?
「iPhone15が1円!」
一見すごくお得に見えますが、本当にそんなおいしい話があると思いますか?
iPhoneは普通10万円以上します。
こういう広告を見たときは、必ずこう考えてください。
「そんなうまい話、あるわけない!」
実はこの「1円スマホ」には条件があります。
「2年後にスマホを返してもらえれば」というものです。
こういう「安く売る代わりに、〇年後に返してね」という仕組みを、残価設定型クレジット(残クレ)と呼びます。
もともとは車の販売でよく使われていて、例えば
という形です。
スマホの場合も同じ。
「1円で買えるけど2年後に返す」か「残り8万円を一括で払う」かを選ばされるのです。
この仕組みには大きな落とし穴があります。
つまり「自分のものにしたつもり」でも、実際は借りているだけ。
画面を割ったり水没させたりすると、思っていた以上のお金を払うことになります。
壊れるリスクを背負って借金をする、非常に不利な契約なのです。
以前の記事でも
お伝えしましたが、買い物の基本ルールは
「今あるお金で買えないものは買わない」
ということです。
借金には必ず金利というペナルティがあります。
安く買ったつもりでも、最終的には定価より高くついてしまうことが多いのです。
高校生のうちは特に、借金のリスクを避けることが大切です。
「残クレ」=お得な買い方ではなく、借金の一種であることを覚えておきましょう。