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マイホームについて

高校生とマイホーム 番外編 〜マイホーム購入のリアルすぎる金額〜

freedomrights87

結論

説明だけでは分かり辛いので、マイホーム購入の金額明細を細かくお見せします。

新築マンション(都内3LDK)を買うには「物件価格+手数料」で、なんと2300万円近く余分にかかることがあります。
今回は実際の資金計画書をもとに、そのリアルな金額を紹介します。


前提条件

  • 物件:東京都内の新築マンション(3LDK、約67㎡)
  • 家族構成:父・母・長男・長女の4人家族
  • 価格:6990万円
  • ローン:平均的な条件で審査が通る想定

まず必要な自己資金

家を買うためには、まず現金1300万円が必要です。

  • 頭金:979万円
  • 諸経費(手数料など):295万円

この「諸経費」というのは、家の価値と関係のないお金です。

<内訳例>

  • 契約書作成の印紙代:3万円
  • 登記費用:32万円
  • 抵当権設定費用(担保の登録):30万円
  • 固定資産税:4万円
  • 火災・家財保険料:7万円
  • 管理費:5万円
  • 修繕積立一時金:82万円
  • 銀行手数料:132万円

👉 合計で295万円。これだけで家族旅行が何回もできる金額です。


ローンを組むとどうなる?

物件価格7000万円の場合、フルローンを組むには年収900万円が必要。
かなりハードルが高いですよね。

そこで、頭金1000万円を出して、残り6000万円を借りるとします。

  • 利率:変動金利0.599%
  • 期間:35年ローン

この条件だと、月々の返済額は…

👉 15万9千円

さらに管理費+修繕積立費=約3万円を足すと、
👉 毎月19万円の支払いです。


金利のトリック

35年で総返済額を計算すると:

19万円 × 12ヶ月 × 35年 = 約7980万円

元金6000万円との差額は、なんと1980万円
つまり、銀行にこれだけ利子を払うことになります。

マンション1軒がもう1つ買えてしまうほどの金額です。


さらに税金も

購入時にはまだお金がかかります。

  • 不動産取得税:約22万円
  • 固定資産税:約30万円

👉 合計52万円が追加で必要。


合計してみると…

「7000万円の家」を買うには、実際はそれ以上のお金がかかります。

  • 諸経費などで約2300万円
  • 完済までに利子で約2000万円
  • リフォーム費用でさらに1000万円

👉 合計すると、家の価格をはるかに超えるお金が必要になるのです。


まとめ

  • 家の値段は7000万円でも、総額は1億円超えになることが多い
  • 諸経費だけで数百万円が消え、利子や税金でさらに数千万円
  • 35年後にローンが終わっても、リフォーム費用が追加で必要

私が「賃貸派」なのは、この余分に消える2300万円以上を、子どもとの旅行や習い事、家族の経験に使いたいからです。

もちろん、物件によって内訳は変わってくるので、あくまで一例として参考にしてください。今回もご拝読くださりありがとうございました。

ブログ目的・自己紹介
ぼぼ
ぼぼ
父/ダイバー/37歳会社員
はじめまして。「高校生からのお金入門」を運営している37歳会社員のぼぼです。

私はいろいろなお金の勉強を通じて「もっと早く知っていれば…」とお金で多く後悔してきました。
同じ思いを高校生・大学生にしてほしくない、そんな想いからこのブログを立ち上げました。

趣味のダイビングを楽しみつつ、娘にも伝えたい「義務教育でやってほしかったお金の話」をわかりやすく解説します。
あわよくば、趣味のダイビング仲間が増えますように!!
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