高校生とマイホーム② 〜賃貸VS持ち家〜
freedomrights87
高校生からのお金入門
説明だけでは分かり辛いので、マイホーム購入の金額明細を細かくお見せします。
新築マンション(都内3LDK)を買うには「物件価格+手数料」で、なんと2300万円近く余分にかかることがあります。
今回は実際の資金計画書をもとに、そのリアルな金額を紹介します。
家を買うためには、まず現金1300万円が必要です。
この「諸経費」というのは、家の価値と関係のないお金です。
<内訳例>
👉 合計で295万円。これだけで家族旅行が何回もできる金額です。
物件価格7000万円の場合、フルローンを組むには年収900万円が必要。
かなりハードルが高いですよね。
そこで、頭金1000万円を出して、残り6000万円を借りるとします。
この条件だと、月々の返済額は…
👉 15万9千円
さらに管理費+修繕積立費=約3万円を足すと、
👉 毎月19万円の支払いです。
35年で総返済額を計算すると:
19万円 × 12ヶ月 × 35年 = 約7980万円
元金6000万円との差額は、なんと1980万円!
つまり、銀行にこれだけ利子を払うことになります。
マンション1軒がもう1つ買えてしまうほどの金額です。
購入時にはまだお金がかかります。
👉 合計52万円が追加で必要。
「7000万円の家」を買うには、実際はそれ以上のお金がかかります。
👉 合計すると、家の価格をはるかに超えるお金が必要になるのです。
私が「賃貸派」なのは、この余分に消える2300万円以上を、子どもとの旅行や習い事、家族の経験に使いたいからです。
もちろん、物件によって内訳は変わってくるので、あくまで一例として参考にしてください。今回もご拝読くださりありがとうございました。